29日、札幌管区気象台は北海道地方の1ヶ月予報を発表しました。向こう1ヶ月の気温は平年並みか高めの予想ですが、週によって気温の変動が大きくなりそうです。降水量と日照時間はほぼ平年並みで、太平洋側とオホーツク海側を中心に晴れる日が多くなりそうです。
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気温 : 10月3日までは高めですが、4日頃に広く雨が降り、雨の後は急に寒くなりそうです。10月中ごろにかけて肌寒い日が多く、自転車での通勤通学には手袋やマフラーがほしくなりそうです。10月後半は過ごしやすい気温の日もありそうです。
天気 : 太平洋側とオホーツク海側は晴れる日が多い予想です。一方、日本海側は晴れたり雨が降ったりと、しぐれのような変わりやすい天気の日が増えそうです。折りたたみの傘をカバンに入れておくと安心かもしれません。
紅葉の見ごろはいつ?
10月はいよいよ北海道の紅葉シーズンとなります。気象協会の「紅葉見ごろ予報」では、10月中旬から下旬にかけて見ごろとなる所が多そうです。気象台や測候所でも紅葉の観測をしており、札幌と室蘭、旭川ではヤマモミジ、帯広と函館はオオモミジ、釧路ではイタヤカエデの観測をしています。ちなにみ、モミジとカエデは同じ種類の植物です。モミジはカエデ属の植物で、秋に草木が赤や黄色に色づくという意味の「もみづ」に由来しており、紅葉する植物の代表としてカエデがモミジと呼ばれているようになったそうです。
香りを楽しむカツラの葉
カツラの木を見つけました。カツラの葉といえばキャラメルのような香りがすることで知られています。さっそく、落ちていた葉の香りを確かめてみました。緑色の葉の香りはよくわかりませんでしたが、茶色くなった葉は、砂糖を煮詰めたような、べっこう飴のような甘~い香りがしました。あと、数週後には、甘い香りの落葉のじゅうたんが出来上がりそうです。