・4位:チアゴ・サンタナ(清水)
柔らかさと力強さ。得点能力の高さは随一だった。リーグ戦27試合(2133分)に出場して14得点6アシスト。序盤戦は苦しんだが、ゼ・カルロス新監督就任を爆発の契機としてゴールを量産。高いフィジカルと技術を融合させ、前線でポストワークを見せながらゴール前に侵入し、時にしなやかに、時に豪快にゴールネットを揺らした。チームはJ2降格となったが、自身は得点王&ベストイレブンに選ばれた。チームがJ1残留を果たしていたならば、今ランキングもトップにした。
・5位:細谷真大(柏)
明るい未来を大いに予感させるシーズンだった。20歳で今季の開幕を迎えたアカデミー出身の秀英ストライカー。自慢のスピードを武器に2トップの一角としてリーグ戦33試合(2384分)に出場して8得点4アシストと活躍。前線からの高速プレスは相手の脅威となり、タイミングの良い裏抜けからの貪欲に相手ゴールに迫った。決定力を含めて、まだ改善点は残るが、スケールの大きさを存分に披露。酒井宏樹、中山雄太に続くクラブ史上3人目のベストヤングプレーヤー賞を受賞した。
(文・三和直樹)