・5位:マルシーニョ(川崎)
抜群のスピードと高い決定力を披露した。夏の途中加入でリーグ戦11試合(707分)出場1得点3アシストだった昨季から、今季はリーグ戦30試合(1980分)出場で12得点6アシストと飛躍。左ウイングの位置から爆発的な加速力でサイドを突破してチャンスを作り出すとともに、今季はゴールゲッターとしても機能。ベストイレブンにも選出された。
【FW】
・1位:西村拓真(横浜FM)
この男がいなければリーグ制覇は成し遂げられなかっただろう。仙台から横浜FMに加入して1年目。開幕当初の序列は高くなかったが、リーグ戦初先発となった第10節の神戸戦で2得点を挙げる活躍を見せると、以降も無尽蔵のスタミナで新境地を拓いたトップ下の位置からピッチを縦横無尽に駆け回ってゴール&チャンスを演出。最終的にリーグ戦27試合(1747分)に出場して10得点2アシスト。常に相手の脅威となり、第20節の広島戦で記録した今季のJ最長の走行距離14.12kmを含めて今季のリーグ走行距離上位4位までを西村が占めた。
・2位:鈴木優磨(鹿島)
闘志を前面に押し出しながら獅子奮迅の働き。ゴール前で抜群の決定力を見せるだけでなく、前線で体を張って攻撃の起点を作り、ピッチを広範囲に動き回って攻撃の組み立てにも関与。高い戦術理解能力を発揮し、サイドでのプレーも高レベルでこなした。リーグ戦32試合出場(2701分)で7得点9アシスト(リーグ1位タイ)。カップ戦も含めると計11得点を挙げ、J復帰1年目で自らの実力を再証明。特にリーグ前半戦まで形成していた上田綺世との2トップは、抜群の連係と補完性でJ史上最高レベルのコンビだった。
・3位:町野修斗(湘南)
「忍者ポーズ」も含めて今季のブレイク度ナンバーワンだろう。開幕2試合はベンチスタートだったが、徐々に出場時間を増やしながら信頼度をアップ。空中戦の強さと優れたシュート力で5月21日の第14節から6月26日の第18節までの5試合で6得点の固め取り。献身性と勝負強さが目立ち、チームが降格危機にあった最終盤にも2試合連続&計3得点の働きでチームを救った。最終的にリーグ戦30試合(1796分)に出場して日本人トップ&自己最多の13得点をマーク。日本代表にも選出される飛躍のシーズンとなった。