ビルボードジャパンの上半期チャートが発表され、シングル総合チャート“Billboard JAPAN Hot100”では嵐「GUTS!」が首位となった。アルバムチャートでは大ヒット中の『アナと雪の女王』サウンドトラックが首位に。
しばらくAKB48にトップを譲り続けてきた嵐が4年ぶりに首位を奪還。上位10曲中3曲を送り込んだ。様々な指標を集計して算出される“JAPAN Hot100”だが、5指標のそれぞれのトップは、エアプレイがファレル・ウィリアムス「ハッピー」、シングル・セールスが嵐「Bittersweet」、ダウンロードが松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~」、ルックアップが嵐「Bittersweet」、ツイートが嵐「GUTS!」という結果に。
第4次バンドブームとされる今年、SEKAI NO OWARIが筆頭で上半期をターンした。これは、セールス以上にルックアップで高ポイントを積み上げたためで、レンタルを中心とした一般顧客層への浸透が類推できる展開となっている。このバンドブーム以上に台風の目となったのが『アナ雪』関連楽曲だ。映画と音楽の新しい楽しみ方を提供、予想を超えた訴求を見せており、ダウンロード指標が引っ張る形でまだまだポイントを積み上げる可能性が高い。
新指標を合算することで、より“ヒット曲”が見えやすくなったJAPAN Hot100。10位以下には、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」、SPICY CHOCOLATE「ずっと feat.HAN-KUN & TEE」、Rihwa「春風」が並び、これらも『アナ雪』が無ければ、、と思わせる結果となっているものの、今年上半期の音楽マーケットを賑わせた“ヒット曲”であることに間違いは無い。
アルバムチャートでは、ベスト盤リリースラッシュも落ち着いてきた現在の音楽シーンに活性剤となった『アナと雪の女王』サウンドトラックが堂々の首位に。ダウンロードで圧倒的な強さを見せた松たか子の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」など日本語版キャストによる楽曲が収録されたデラックス・エディションは5月3日にリリースされ、1か月で上半期首位に飛び出る驚異のセールスを記録している。
上半期チャートはアニメ、国内洋楽、ジャズ、クラシックなど全11種類が発表されている。
<シングル総合“JAPAN HOT100”>
1位:「GUTS!」嵐
2位:「Bittersweet」嵐
3位:「ラブラドール・レトリバー」AKB48
4位:「誰も知らない」 嵐
5位:「レット・イット・ゴー~ありのままで~」 松たか子
<アルバムセールス“Top Albums”>
1位:「アナと雪の女王オリジナル・サウンドトラック-デラックス・エディション」V.A.
2位:「HUMAN」福山雅治
3位:「RAY」BUMP OF CHICKEN
4位:「HIT! HIT! HIT!」 Kis-My-Ft2
5位:「新世界」 ゆず
◎ビルボードジャパン2014年上半期チャート
http://www.billboard-japan.com/special/detail/942