夏本番を思わせる厳しい暑さとなったきょう7月1日の九州地方。博多の街では、博多祇園山笠の「飾り山」がお目見えしました。
これから15日の祭りのクライマックス「追い山」に向けて、博多の街は山笠一色に盛り上がっていきます。
博多祇園山笠が始まりました
博多の街に夏の到来を告げる博多祇園山笠が、いよいよ始まりました。博多祇園山笠は700年以上の歴史を持つ博多を代表するお祭りで、毎年7月1日から7月15日にかけて開催されます。きょう7月1日は、福岡の街のあちこちで豪華な飾り山が公開され、行き交う人々が足を止めて見入っていました。これから祭りのクライマックス、15日の「追い山」に向けて、博多の街は山笠一色に盛り上がっていきます。
7月は厳しい暑さでスタート
きょう7月1日の九州地方は、暑さが大変厳しくなりました。福岡市では日中の最高気温が33.3度とこの夏最も高くなりました。まだ本格的な暑さに慣れていない時期だけに、ひときわ体にこたえる暑さとなりました。
不安定な天気に
その一方で、きょう1日は、晴れたり曇ったり、にわか雨が降ったりと天気が大変変わりやすくなりました。朝鮮半島付近まで北上した梅雨前線に向かって、南から湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になったためで、鹿児島県の阿久根市では午後1時06分までの1時間に77ミリの非常に激しい雨が観測されました。
厳しい暑さと不安定な天気続く
梅雨前線は、今後しばらく朝鮮半島付近に停滞する見込みです。九州は、前線に向かって流れ込む湿った暖かい空気の影響で、気温や湿度が高い状態が続くでしょう。日中は30度以上の真夏日が続出し、夜間も気温が下がりにくくなりそうです。また、大気の不安定な状態が続きます。晴れたり曇ったり、一方でにわか雨や雷雨になったりと、天気が変わりやすい状態がしばらく続くでしょう。体調の管理、天気の急変などにお気を付け下さい。