登別市で今朝、土砂崩れが発生しました。
原因として考えられるのは、3日前の大雨です。
今回の土砂崩れで、周りに住宅はなく、
巻き込まれた人もいないということです。

登別市富浦町の土砂災害の様子
登別市富浦町の土砂災害の様子
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6月としては観測史上 最も雨の多い一日に

登別市カルルスでは3日前(6月25日)の日降水量が185ミリに達し、
6月としては観測史上、最も多くなりました。
さらに、1時間に降った雨の量は48ミリと、
6月としてはもっとも激しい降り方となりました。
登別市カルルスでは、6月に入ってから、
すでに、日降水量が100ミリ以上の大雨を3回、観測しています。
これは、6月としては2006年以来10年ぶりのことです。
大雨が続いたことで、いつもより地盤の緩んでいた可能性があります。

土砂災害危険箇所の確認を

このように土砂災害は、雨のやんだ数日後に発生することがあります。
また、今回、土砂災害が発生した場所の周辺には、「土砂災害危険箇所」に指定されている所があります。
自宅の周辺や普段、通勤で利用する道路など、指定されている場所がないか、
道庁のホームページなどで確認しておくと安心です。