18日、名瀬測候所はヒカンザクラの開花を発表しました。平年より1日早い、昨年より2日早い観測です。沖縄・奄美ではヒカンザクラをソメイヨシノの代わりとして観測しています。全国で今季初のサクラ開花です。

18日「奄美自然観察の森」のヒカンザクラ(鹿児島県大島郡龍郷町)
18日「奄美自然観察の森」のヒカンザクラ(鹿児島県大島郡龍郷町)

18日、関東と東北の太平洋側で雪が降り、普段あまり雪の降らない東京都心でも6センチの雪が積もりましたが、鹿児島県奄美大島から春の便りが届きました。
名瀬測候所は構内にあるヒカンザクラの標本木で5輪の花が咲いているのを確認し、サクラの開花を発表しました。平年より1日早い、昨年より2日早い観測です。写真は鹿児島県奄美大島の龍郷町にある「奄美自然観察の森」のヒカンザクラです。
サクラは開花から2週間ほどで満開を迎えます。龍郷町産業振興課によると、現在は2~3分咲きとのことです。 サクラの観測は主にソメイヨシノで行われていますが、沖縄・奄美ではヒカンザクラをソメイヨシノの代わりとして観測しています。
ヒカンザクラの開花は沖縄・奄美で1月中旬ごろから、ソメイヨシノの開花は九州から関東で3月下旬から始まります。