西日本から北日本の広い範囲で、大気の状態が非常に不安定。あちらこちらで活発な雨雲やカミナリ雲が発生しています。1時間に降った雨の量が、観測史上最大となった所も。この後も、局地的な大雨や突風、落雷などに注意が必要です。
この記事の写真をすべて見る活発な雨雲が発生中 突風や落雷にも注意
上の図は、17日午後2時現在の雨雲の様子。所々で雨雲やカミナリ雲が発達していることがわかります。
こうした雨雲の下では、傘をさしても濡れるような激しい雨が降っているとみられます。
広島県世羅町では、午前10時56分までの1時間に、47.5ミリの激しい雨を観測。1時間に降った雨の量としては、観測開始以来、最も多くなりました。
また、岡山市で12時50分に、最大瞬間風速25.0メートルを観測するなど、突風が吹いている所もあります。大雨だけでなく、突風や落雷にも注意が必要です。
急に気温が下がったら…活発な雨雲が近づくサイン
活発な雨雲が近づくサインとして「真っ黒い雲が近づいてくる」「カミナリの音が近づく」などがありますが、「急に冷たい風が吹く」ということも挙げられます。
下の図は、高松市の気温と降水量を表したグラフ。きょう13時の気温は29度3分でしたが、14時には22度7分と一気に6度以上下がっています。同じタイミングでザッと雨が降っていることもわかります。
急に気温が下がったなと思ったら、活発な雨雲やカミナリ雲が近づいている可能性があります。安全な建物の中に避難しましょう。
雨雲がどのあたりにあるかを把握するには、下のリンク「豪雨レーダー」「雨雲の動き」も便利です。ぜひご活用ください。