2017年10歳の夏。悠仁さまはご両親に、こう口にした。

「東京の島を見たい」

 紀子さまと2人で一般客と同じフェリーに乗り、24時間の船旅を経てたどりついたのは、東京・小笠原諸島の父島や母島だ。島で出会った人のなかには、その後もオンラインなどを通じて交流を続けている人もいる。 

 同じ年の春には、東京都最高峰2017メートルの雲取山に登頂。翌18年、11歳の夏には、天空を突き刺す山容から「日本のマッターホルン」と呼ばれ、難所としても知られる3180メートルの槍ケ岳にも挑戦した。

 天皇陛下が小学生時代から側近を伴い、各地へ「一人旅」で見聞を広めたことは有名だが、悠仁さまも中学生のときには、長野県などの地方を“1人で”訪れている。 

 前出の友人は、こう嘆く。

「悠仁さまは明るく素直なご性格です。しかし、常に監視され行動にケチをつけられるようなことが続けば、誰でも精神的に参ってしまう。悠仁さまのご成長に影響が出ないかが心配です」

 言われのない批判を受けながらも、高校生活を送る悠仁さま。バドミントン部では上級生からアドバイスを受けながら、持ち前の素直さで楽しく過ごしているようだ。

悠仁さまは登校の際に、学校の近くで車を降りて、そこからは徒歩で通っている。下校の際も、徒歩で歩いたあと、学校の近くで車に乗るという。

付近に住んでいるという女性は、自転車で学校のそばのわき道を走っているときに、道を半ばふさぐ形で停車している車に出くわした。やや面倒に感じたものの、車をよけて通り抜けた瞬間、歩いてきた悠仁さまにばったりと遭遇した。下校時だったのだろう。周囲には護衛らしき人間もいる。

 悠仁さまは、女性の様子で察したのか、「車が邪魔でごめんなさい」とでもいうように、ペコリと頭を下げて車に乗ったという。すれ違った女性は言う。

「きちんと公共のマナーも理解されているし、周囲へ迷惑をかけて申し訳ない、と素直に頭を下げることもできている。よい形で成長されていらっしゃると感じました」

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(AERA dot.編集部・永井貴子)

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