メンバーの半分以上が入れ替わる大型補強で、エリキやデュークだけでなく、「黒田サッカー」にマッチする選手を適材適所で補強した。元J2秋田ブラウブリッツのDF池田樹雷人、元J2ジェフ千葉のDFチャン・ミンギュ、元J2栃木SCのDFカルロス・グティエレスのセンターバック3人はフィジカルが強く、対人守備に定評がある。黒田監督の指導の下、チーム全体で守備意識が高く、セカンドボールへの反応が速い。特別な戦術を導入しているわけではなく、地に足がついたサッカーを展開していることで簡単に崩れない強さを感じる。

 スポーツ紙デスクは、「大型補強をしているから結果に結びつくわけではない。J2に降格した清水エスパルスが象徴的です。日本代表でカタールW杯に出場したGK権田修一、昨季J1得点王のFWチアゴ・サンタナ、元日本代表のMF乾貴士、FW北川航也らタレントを擁しているが、開幕から5試合連続引き分けと苦戦している。町田は相手の警戒がこれから強くなる。黒田監督の手腕が問われるのはこれからです」と指摘する。

 J2に新風を吹き込む町田。黒田監督が新たな挑戦で、悲願のJ1初昇格を目指す。(今川秀悟)

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