日本で開催されたワールドカップから早4年
日本で開催されたワールドカップから早4年
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 ジャパンラグビーリーグワン2022-23(ディビジョン1)は残り1節を残すだけとなり、プレーオフトーナメント(決勝は5月20日、東京・国立)が終わると、いよいよワールドカップ2023 フランス大会に向けた日本代表のシーズンだ。本番前の強化が始まるのを前に、前回大会からの4年間を振り返る。

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 ラグビーファンのみならず、44日間にわたって日本全体を熱狂させたワールドカップ日本大会。日本は開幕時点で世界ランク1位だったアイルランドやその4年前に苦杯を喫したスコットランドという伝統国を予選プールで破り、4戦全勝で初の決勝トーナメントに進んだ。

 あれから4年が過ぎ、次の世界舞台の開幕まで既に150日を切った。2019年の世界8強を超える成績をファンは期待し、選手たちも目標として掲げる。しかし、道のりはここまで決して平坦ではなかった。

 前回大会からの日々をあっという間と感じる人もいるだろう。無理はない。ワールドカップ閉幕から約1カ月後に最初の感染者が報告された新型コロナウイルスのために、翌2020年は代表活動は休止。桜のジャージーが躍動する姿を見る機会は全くなかった。2021年はテストマッチ6試合で、前々回大会後の2016、17年の2年間の計21試合の3分の1以下に減少した。

 そんな中でもポジティブな要素もあった。2021年は英・アイルランド4協会の連合代表であるライオンズと史上初めて対戦したのをはじめ、アイルランド代表(2試合)、オーストラリア代表ワラビーズ、スコットランド代表という強豪チームとのテストマッチが6試合中5試合。アジア諸国との対戦が多かった日本大会前までとは様変わりだ。

 昨年もフランス代表と国内と遠征先で計3試合、さらに、イングランド代表、ニュージーランド代表オールブラックスと、世界トップクラスとのテストマッチを重ねた。国内でのフランス代表2連戦の初戦に23-42、遠征先でのイングランド代表戦は13-52と差を付けられたが、フランス代表第2戦は15-20、オールブラックスにも31-38と食い下がり、地力が確実に上がっていることを印象付けた。加えて、ワラビーズに次ぐ位置づけのオーストラリアAともジャパンXV(フィフティーン)として3試合を行っている。

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4年前の状況との大きな違いとは?