「今後もこの設備で新しい食感の製品を開発していくというテーマができました」
元々甘いものが好きな松嶋。高校時代は水球部で、練習後にチョコやグミなどをよく口にしていた。明治大学農学部卒業後、1999年に大阪の食品メーカーに就職。研究開発職で修業を積むも、32歳の時に「東京で仕事をしたい」という思いで同社へ転職した。
試食が仕事ゆえ、多い時には1日20個ほどチョコを食べる時もある。そのため、夕食を減らしたり、休日はサイクリングやプールへ出かけたりと体調管理は欠かさない。目まぐるしい日々を送るが、「部下も帰りづらいと思うので」と、なるべく残業はしないよう心がけている。
小1の長女に、「友達の間ではミルク味が1番人気」と言われ、顔をほころばせる一面も。
得意なことは、食べた物の味を覚え、それを再現すること。
日々、アンテナを張り、色々な物を食べ、商品開発への糸口を探求している。
(文中敬称略)
(編集部・小野ヒデコ 写真・門間新弥)
※AERA 2017年2月13号