92年に売り出したのが「草刈機まさお」だ。草刈機でありながらデザイン性の高さもアピールするため考え続け、ひげそり中に草刈正雄のダジャレが降りてきた。

「ダジャレにこだわっているわけではなく、商品の特質をどう伝えるか考えたらダジャレになっていることが多いんです。いいネーミングが浮かぶと、設計担当者にもコンセプトを伝えやすくなります」

 気をつけていることは「女性に気に入ってもらうこと」。

「特に主婦。さらに子どもの心をつかめば、商品は売れます」

 幅広い人の心をつかむために、ダジャレはなくてはならないツールなのだ。

AERA 2014年4月17日号より抜粋