光文社の女性月刊誌「VERY」7月号が、こんな記事を掲載した。
「しのびよる『妻だけED』の真実!」。
EDとは、男性の性機能障害を意味する用語で、勃起不全のこと。つまり「妻だけED」とは、妻とだけはセックスできないという夫を指す。
記事では、この「妻だけED」を自認している男性たちが集まって座談会を開き、さんざんの放言を展開していた。
ならば女にだって、言いたいことがある! 男性のみなさん、気づいていますか。妻たちがいつも演技している、ということを。
そう、女たちは「夫にだけEG(演技)」なんですよ。
男女のコミュニケーションに詳しいエッセイストの長住哲雄さんが、ネット上で実施したアンケートによると、ベッドで「感じたふり」をしたことがない女性は、15%しかいなかった。
「あなたは『演技』することがありますか?」という問いに対して、回答はこう。
「いつも、だいたい」19%
「体調によって」54%
「相手によって」12%
男性にとってはショックな結果かもしれないが、つまり85%もの女性が、「感じたふり」「イッたふり」の経験があるわけだ。
しかし女性から見ると、これは納得の数字。むしろ気になるのは、「相手によって」という回答の中身だろう。これこそが、既婚女性に夫以外のセックスパートナーがいて、夫には演技をしている、ということを示すデータではないか。
※AERA 2012年10月01日号