東京・練馬の遊園地「としまえん」が近く閉園し、跡地には「ハリー・ポッター」のテーマパークができるという。100年近い歴史がある施設だけに波紋が広がっている。
【写真】引き抜くとすさまじい叫び声を上げるという伝説がある「マンドラゴラ」の花
報道によれば、テーマパークは米映画大手のワーナー・ブラザースが跡地を借りて運営し、2023年をめどにオープンする方向で調整が進んでいるという。
としまえんを運営する西武ホールディングスの窓口となった西武鉄道広報部は、こう話した。
「交渉中かどうかも含め、何も言えることはないんです」。閉園については「否定も肯定もしない」とにごした。
数々のアトラクションのほか、流れるプールや昆虫館を備え、親しまれてきたとしまえん。そばで生まれ育った30代の女性は戸惑いを隠せない。
「あって当たり前なので、なくなるといわれてもピンときません。初めてのデートも、振り袖を着ての成人式も、としまえん。思い出が詰まっていて……」
1926(大正15)年の開園。近年は入場者数がピーク時から大幅に減り、老朽化も指摘されていた。