闇営業問題で芸能活動を休止した雨上がり決死隊・宮迫博之がユーチューバーとして活動を再開したことについて、賛否両論の声が出ている。
宮迫は1月29日、ユーチューブ(YouTube)チャンネル「宮迫ですッ!」と公式ブログを開設。芸能界復帰という観点から見れば、この策は裏目に出たという見方が多い。公私で面倒を見ていた先輩のダウンタウン・松本人志は2月2日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した際、「今回のユーチューブに関しては『ちょっとどうなの?』と久しぶりに言いました。その流すタイミングも」
と注意したことを明かした。
1月30日には、同じく闇営業問題で謹慎していたロンドンブーツ1号2号の田村亮が相方・田村淳とともに復帰トークライブに臨んでいる。松本は、
「『ロンブーのトークライブの後がいいか前日がいいかを悩んでいる』みたいなことも(宮迫に)言われた。その2択の意味も分からないし、『とにかく、もうちょっとおとなしくしといたほうがいい』と言ったんですが」
と複雑な表情だった。
また、ナインティナインの岡村隆史、極楽とんぼの加藤浩次ら芸人仲間も批判的な見方で、宮迫のやり方に賛同する芸能人は少なかった。
ただ、ユーチューブの視聴者の見方は違う。29日に最初に投稿した「宮迫博之から報告」という一連の騒動について謝罪した動画には低評価の数が多かったが、人気ユーチューバーのヒカルやレペゼン地球と共演した動画を次々に投稿すると、持ち前のトーク力で高評価の数が一気に増えている。1週間も経たずにチャンネル登録者数は43万人を超え、今月中にも100万人を突破する勢いだ。
宮迫の動画のコメント欄には、
「やっぱり話術が他のユーチューバーとレベルが違う。宮迫さんを許さないって人は多いけど純粋に動画は面白い。逆風一辺倒じゃなくて高評価が増えているし、これからの活躍を期待しています」
「宮迫さん、芸能人からもYouTube始めたことに文句を言われてるけど、動画としては普通に面白いし、まずそもそもメンタルボロボロの状態からYouTubeから始めてみようと思ったその心意気も褒めるべきだと思う。とにかく僕は応援しています」
など激励のコメントが目立つ。また、
「今はテレビよりもYouTube見る人が多くなって将来もしテレビがなくなったらって考えると宮迫さんはいい決断したなって思う」
という見方も。宮迫はテレビでの復帰を目指すが、その道は非常に険しい。一方で、ユーチューブという新境地で大きな可能性を秘めているのは間違いない。(梅宮昌宗)
※週刊朝日オンライン限定記事