ドン小西
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小泉進次郎(環境大臣)/1981年、神奈川県で、後に内閣総理大臣となる小泉純一郎氏の次男として生まれる。2009年、自民党から出馬し、衆院選で初当選。昨年、環境大臣で初入閣。国連での「セクシー発言」が炎上したほか、独身時の不倫疑惑が報道される=1月15日、妻クリステルさんの出産を前(17日出産)に、育休取得を宣言 (c)朝日新聞社
小泉進次郎(環境大臣)/1981年、神奈川県で、後に内閣総理大臣となる小泉純一郎氏の次男として生まれる。2009年、自民党から出馬し、衆院選で初当選。昨年、環境大臣で初入閣。国連での「セクシー発言」が炎上したほか、独身時の不倫疑惑が報道される=1月15日、妻クリステルさんの出産を前(17日出産)に、育休取得を宣言 (c)朝日新聞社

 1月15日、妻クリステルさんの出産を前(17日出産)に、育休取得を宣言した小泉進次郎環境大臣。ファッションデザイナーのドン小西氏がファッションチェックした。

【写真】今回チェックした小泉進次郎環境大臣のファッションがこちら

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 懐かしいねえ。何って、この人のスーツの着こなしだよ。ネクタイだけバーンと凝って、あとは適当。そんなお父さんの純一郎元総理のスーツテクを、ちゃんと受け継いでるもんな。ま、お父さんはミラ・ショーンの派手なネクタイが有名だったけど、こちらは誠実さや冷静さをアピールするブルーのネクタイ。よく聞くと中身のない演説とか、不倫スキャンダルとかで、最近下がりまくりのイメージの回復を狙う気持ちの表れかもね。

 いや、それにしてはネクタイ幅が広すぎてスーツに合ってない。結ぶ位置もヘンだから、ダラダラ長すぎ。とくに座っているときは、長いネクタイが颯爽としたイメージをぶち壊すから、背広のボタンを留めて隠すくらいの工夫があってもよかったよ。

 何にしても、政治家にしておくのはもったいないくらいセルフプロデュースがお得意なのに、余裕のなさが見え隠れ。天然か、戦略か、何に対しても動じなかったお父さんと比べると、こっちは小泉小劇場って感じだろ。ファッションを見る限り、次期首相候補なんて過ぎた期待ということで。

■評価は……?
2DON! 「このネクタイ、ダメでしょ」 ※満点は5DONです。

(構成/福光恵)

週刊朝日  2020年1月31日号