「ユーチューブのチャンネルを開設いたしました!」
吉本興業の「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが最近、一人でユーチューブにチャンネルを開設したと明らかにした。そのチャンネルで、「闇営業」問題で活動自粛中の相方、田村亮さんについてこう話している。
「亮さんにはまったく言っていませんが、ロンドンブーツという活動を続けていきたいという思いはあります。ユーチューブを始めて、いつの日かわかりませんが、またロンドンブーツのチャンネルで一緒にできたらいいなあと思って開設しました」
ユーチューブのチャンネル開設については12月初旬、淳さんがツイッターで、新会社を作ったことと併せて明らかにしている。
淳さんは、亮さんの復帰は時期尚早としながらも、芸能活動を再開したいという亮さんの意思を受けて、2人で会社を設立したという。独立するためではなく、亮さんの活動再開が許されたときに動き出す、亮さんと吉本興業をつなぐための会社と強調した。
ユーチューブの開設について、芸能評論家の三杉武さんはこう話す。
「世間から忘れられると思い、ユーチューブで亮さんの存在をアピールしているのではないでしょうか。テレビはスポンサー企業や吉本興業の影響を受けやすいのに対し、ユーチューブは影響を受けにくいですから」
このタイミングで動き出したことについては、最近、明石家さんまさんが、「闇営業」問題で吉本興業を契約解除となっている宮迫博之さんを励ます会をホテルで開いたこともあり、「来年以降に向けて年内に何らかの形をつくっておきたかったのでは」と三杉さんはみている。
「闇営業」問題をめぐっては、宮迫さんと亮さんの2人が7月に独自で会見し、「会見すればクビにする」などと吉本興業の岡本昭彦社長から言われたと暴露した。
この会見で、吉本興業側が世間からバッシングを受けることになったため、岡本社長や大崎洋会長が、宮迫さんたちを快く思っていないとみている業界関係者は多く、こうした芸能人の復帰は「なかなか難しい問題」との見方もある。
新会社について、吉本興業側は「自然な形で段階的にたどり着いた結論」(広報担当)との見解だ。吉本興業とロンドンブーツの関係については、「敵対関係になったことは一度もない」としている。(本誌・浅井秀樹)
※週刊朝日オンライン限定記事