「私、失敗しないので」──。米倉涼子演じる“孤高の天才外科医・大門未知子”の名セリフで知られる人気ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」が10月17日、2年ぶりに帰ってくる。群れ、権威、束縛を嫌い、専門医のライセンスとたたき上げのスキルを武器に突き進む、フリーランスの天才外科医を演じる。
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「最近は『米倉涼子だ』と言われるよりも、『大門未知子だ』と言われるほうが多くなった」と笑う米倉。わが道を突き進むように見えて、「意外と我慢の役」と話すように、周囲の環境が大きく変わっても、ぶれない軸と個性を持ち続ける役柄だ。
「飾らなくて忖度しないところは、私と通じる部分がある。だけど私はわりと(周囲に)引っ張られちゃうタイプなので、未知子のぶれないところはすごいと思う。あれが本物のすごい人なのかな」
息抜きは、食べること。
「特にお肉が大好き! 共演している、西田敏行さんや岸部一徳さんと大の仲良しで、よく食事に行きます」
昔は嫌だったという名セリフも、今はさらりと言える。シリーズが始まって7年、知らず知らずのうちに役柄が染みついてきた。にっこりほほ笑む瞳には、自信がみなぎっていた。(本誌・松岡かすみ)
※週刊朝日 2019年10月25日号