「いわゆる美人系を集めて、清楚なお嬢様路線の乃木坂46、一方パフォーマンスでは笑うことも少なくクール路線を貫く欅坂46。それに対して日向坂のコンセプトは『ハッピーオーラ』、見てる人が明るく幸せな気持ちになってくるような感じです」
「ひらがなけやき時代にもそのようなイメージはありましたが、日向坂としてデビューしたことで、それを前面に押し出してきた。少し前の時代の、テンションが上がるような明るく元気なデビュー曲は、グループのカラーをよく表していると思います」
それぞれタイプの違う3つのグループが揃ったことで、前出の宗像さんは、これからのアイドル界の人気はこの坂道3グループが独占していく可能性もあると分析する。
「清楚で切なげ、クールでシリアス、明るく元気。アイドルのメインストリームの大きな3つの要素がそれぞれ坂道で埋まっちゃうことになるんです。日向坂のデビュー曲の売り上げで、それが確実なものになると証明された気がします。そうなると、違う魅力を探していかなければならなくなる他のアイドルグループは大変になってきますね」
乃木坂、欅坂、日向坂。3つの坂道を駆けるメンバーたちは、相乗効果を起こしながら、ますます加速していく。(本誌・太田サトル)
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