佐藤氏によれば、そのサイドメニューも、スシローがスイーツを出したり、はま寿司もラーメンを出したりと目新しさがなくなってきている。
「今回の試みは、売り上げが低迷する中での“一発逆転”の思いを込めたとも言えます。新鮮さと驚きがSNSなどで広がれば、ヒットする可能性もあります」
肝心の味はどうか。
「単体でみたら、味は価格にまずまず見合っています。ただ、すしの100円と並んだときに、2・7倍の値段を消費者がどう感じるか。また、魚の香りが漂う店内で食べようと思うか。テイクアウトならばいいですが、その点に疑問が残ります」(佐藤氏)
起死回生のバーガーとなるか。(本誌・秦正理)
※週刊朝日 2019年3月15日号