

稲垣吾郎さんが主人公・紘を演じる映画「半世界」が15日から公開されます。映画にかける思いや、新しくスタートを切ったこの1年半の仕事、草なぎ剛さん、香取慎吾さんとの絆、これから挑戦したいことについて聞きました。
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──演技派と名高い長谷川博己さん、池脇千鶴さんと共演していかがでしたか。
長谷川さん、池脇さんはじめ、共演した役者さんたち全員が、「役者の中の役者」というみなさんなので、一緒にやっていてすごく勉強になりました。
──男同士の友情も今回の作品の大きなテーマの一つです。紘は、長谷川さん演じる親友の瑛介に、おせっかいをやくというか、嫌がられても構わず面倒を見ます。
彼なりの接し方、彼の大事にする友情ってそうなんですよね。そんなベタベタはしないけれども、食事や仕事の心配をする。独特な男の友情です。女性にどう思われるか興味があるんですけど。
──男同士ならではと思ったのは、言葉遣いが荒いですよね。本当のことを言いす
ぎるというか、気遣いがない。
言葉は荒いし、コミュニケーションはない。でも男同士って結構そういう緊張感があるんですよ。友達だったり、男兄弟だったり、僕なんかだったら、メンバー同士もそう。だからよくわかる。そのあたりをなあなあにしないというか、男の友情を描く映画として、リアリティーを持っている作品です。
──映画の中の3人は、39歳なのに、3人揃うと、中学生だった頃にすぐに戻りますね。一緒に海に行って叫んだり、ふざけたり。
いや、結構すぐではないんです。すぐ戻んないところもリアリティーがあるんですよ。(中学生時代に主人公たちが集まっていた)海にもすぐには行かなかったし(笑)。僕自身はああいう、古い友達っていないんですけどね。ああいうちょっと久々に会う友達に気を使う気持ちはなんかわかります。
──映画の中でも親友3人組、香取慎吾さん、草なぎ剛さんとも3人組ですね。何か共通点はありましたか。