「森保監督はサンフレッチェ広島の監督時代から、一人ひとりをしっかり見る。『今日ここがよかったよね、ここが課題だよね』と、代表でも声をかけているはずです。選手のモチベーションを上げるコミュニケーション能力が高い。選手ファーストを貫くのは、(過去の代表監督である)ハリルホジッチらと違います」

 大会期間中、長友佑都(32)も森保監督のコミュニケーション力の高さがチームを一つにしていると報道陣に語るなど、選手たちからの信頼も厚いようだ。森保監督は2月1日の決勝戦後、一定の手応えを感じていた。

「経験の豊富な選手と浅い選手の融合を掲げながらチームのレベルアップを図れた。厳しく難しい試合を7試合も行え、チームのステップアップができた」

 スコアからは読み取れない光明を見いだせたか「名将」誕生までの道のりを、温かい目で見守るのも悪くない。(本誌・大塚淳史)

週刊朝日  2019年2月15日号

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