

多忙にも関わらず、毎日掃除や料理、そして犬の世話までしているというお笑いタレントのみやぞんさん(ANZEN漫才)。作家・林真理子さんが対談で、結婚への思い、そして意外な素顔まで、たっぷりうかがいました。
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林:共演者の皆さんと飲みに行ったりすることはないんですか。
みやぞん:なかなかなくて、「とりあえず家に早く帰って犬の散歩をしないと」なんてことが先に来まして、「あ、まずい。4時間しか寝れない」とかって感じですから。朝6時台の新幹線に乗るとしても、犬の散歩をして、自分で髪の毛もつくるんで、その2時間前に起きるんですよ。
林:その髪形、ヘアメイクさんにやってもらうんじゃないんですか。
みやぞん:自分でやってます。毎朝1時間かけて。
林:えー! 楽屋でやったら?
みやぞん:できなくはないんですけど、楽屋ではゆっくりしたいんですよ。ただでさえ僕、バタバタ系の人間なもんですから、楽屋に入ったときはフッと一息ついてお弁当食べて、これをやって、次はこれをやってという順番があって、それをやらないと気がすまないタイプなんです。
林:それを聞くと、おうちの中もきれいに片づいていそうですね。
みやぞん:きれいです。毎日掃除機かけてます。床も拭いて、お花も飾って。
林:まあ、お花も飾るんですか。
みやぞん:お花買いに行くのも楽しみで。お花がないと寂しいんです。
林:お料理も自分でするんですか。
みやぞん:スーパーで買ってきたものにちょっと一工夫して、ごはんを炊いて食べるというぐらいで、料理っていう料理はしないですね。例えばうどんなら、うどんを茹でまして、サラダをのせまして、ツナとコーンが入った缶詰みたいなのをポンとのせまして、マヨネーズをかけて、めんつゆをかけて「サラダうどんだよ~」なんていうのは、これは料理ですかね?
林:立派な料理ですよ。
みやぞん:そうですか。それなら料理やってますね(笑)。
林:男の人の一人暮らしでそこまでできれば素晴らしいです。犬は何を飼ってらっしゃるんですか。
みやぞん:うちはビーグルみたいな犬です。捨てられてたワンちゃんなんですよ。