ファッション通販サイトを運営する「ZOZO」の前澤友作社長は11月20日、世界最高峰の米男子ゴルフツアー「PGAツアー」とスポンサー契約をし、日本で初めて公式大会を開催することを都内で発表した。6年契約。来年10月に千葉・アコーディアゴルフ 習志野カントリークラブで開かれる。大会賞金総額は9億7500万米ドル(約11億円)と国内最高額となる。
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プロ野球参入や月旅行で話題を呼んできた前澤社長は、日本ゴルフツアー機構の青木功会長とプロゴルファーの松山英樹とともに登壇し、「プレーヤーとしても観戦者としてもゴルフが大好きで関わってきました。ハンデは一番良い時で5くらい。海外ツアーもよく観戦に行きます」とゴルフ愛を力説していた。9月下旬には、フランスのライダーカップを見に行ったという。
とにかく記者会見での前澤社長のゴルフへの愛情が凄まじかった。約10年前にゴルフを始めた前澤社長は、過去に観戦して特に思い出に残ったという試合、2010年の全米オープンで優勝したフィル・ミケルソンのショットをあげ、「皆さん覚えているでしょうか。3日目の18番ホールのセカンドショットが……」と事細かく説明し始め、筋金入りのゴルフ好きを感じさせた。剛力とのW杯ロシア大会の弾丸観戦や、プロ野球参入話の際の前澤社長とは明らかに、スポーツに関する関心度が違っていた。
日本ではこれまで、世界最高峰といわれるPGAツアーは、日本で開かれることはなかった。青木会長は「今ここで言いますけど、全然ここで(PGAツアーを)開催してくれないんかなと思っていた。やっと日本で実現した。私は76歳ですが、もっと早く来てくれたら良かったな」と感慨深げに語り、「もう少し若かったら出たかった」と笑いを誘った。また、PGAツアーで日本人選手最高の通算5勝している松山も「最初に聞いた時はビックリした。こういう大会を引き受けることは大変なこと。優勝することで、結果で恩返ししたい」と意気込みを語った。