DJ OSSHYさんは、4月には東京・渋谷の「渋谷セルリアンタワー」で「一夜限りのスーパーナイト!ライブディスコナイト2018」を開催したが、その日はホテルの地下のボールルームは80年代へとタイムトリップ。ブッフェメニューとドリンクがついた着席スタイルの「指定席」(12,000円)にいたのは、アラフィフ、アラカンのおじさま、おばさま方がズラリ。お立ち台ではなく、着席ししっとりと、バブル音楽に酔いしれるのは、その年齢故…?いえいえ、今のディスコは、そういう楽しみ方もあるようです。
その横で、当時は小学生だった若者も。彼らも体で自然とビートを刻む。改めて「80年代はいい音楽ばっかりだったのだなぁ」と、誰もが実感した夜に違いない。
「サタデーナイト・フィーバー」日本公開から40年。この年はディスコ元年といわれる。この映画を20歳の時に観ていた人はもう還暦。彼らの勢いは、止まらない。
時代とともにディスコのあり方が変わっていった。昼に行われるディスコイベントに、親子2世代、3世代で足を運び、老若男女を問わず、ノリノリのディスコ音楽とともに体を動かし、ストレスを発散させ、楽しいエネルギーがぶつかり合う。若者のカルチャーだったディスコが、20年の月日を経て、今や記念日まで誕生、おじいおばあのカルチャーへと発展しつつある。
ディスコが日本を救う日がやってくるかもしれない。(本誌・大崎百紀)
※週刊朝日 オンライン限定記事
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