ぷれじでんと千房 広尾店 千房焼大阪発の庶民派「千房」のワンランク上の姉妹店。対面接客で、目の前の鉄板で焼かれたアツアツのお好み焼きが味わえる(撮影/写真部・岸本絢)
ぷれじでんと千房 広尾店 千房焼
大阪発の庶民派「千房」のワンランク上の姉妹店。対面接客で、目の前の鉄板で焼かれたアツアツのお好み焼きが味わえる(撮影/写真部・岸本絢)
この記事の写真をすべて見る
「千房焼」は贅沢な有頭エビを主役にホタテ、イカ、豚バラを加えた海鮮好きにはたまらない看板メニュー。生地はたっぷりのキャベツに山芋のうまみがとけ込み、甘辛ソースの焼ける香りが食欲をそそる。2100円。税別(撮影/写真部・岸本絢)
「千房焼」は贅沢な有頭エビを主役にホタテ、イカ、豚バラを加えた海鮮好きにはたまらない看板メニュー。生地はたっぷりのキャベツに山芋のうまみがとけ込み、甘辛ソースの焼ける香りが食欲をそそる。2100円。税別(撮影/写真部・岸本絢)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回、スポーツジャーナリストで大阪芸術大学教授の増田明美さんの「ぷれじでんと千房 広尾店」の「千房焼」だ。

【写真】看板メニュー「千房焼」はこちら

*  *  *

 もともとクリスマスもケーキ代わりにお好み焼きを家で焼くほどお好み焼きが好き。栄養満点だし、なんだかハッピーな気分になれる。でも、家だとなかなかおいしく焼けません。いろんなお店に行きましたが、やっぱり「千房」がいちばんです。

 広尾の「千房焼」は、真ん中でパリパリのエビの脚が花みたいに開いてる。これが大阪の「千房」になると、エビが頭を横から出して、まるでマラソンの先頭ランナーのよう(笑)。どちらも大阪ならではのユニークな発想ですよね。

 お味のほうは、贅沢なエビやホタテのうまみがとけ込む生地はふわふわ。とろりと甘辛いソースも私好み。しかも、目の前でお店の方が焼いてくださるからライブ感があって楽しい。誰かを誘っても気兼ねなく盛り上がれるんですよね。

 2020年の東京オリンピックの選手村でお好み焼きを提供したら絶対にうけると思います。野菜や肉などでいろんな味が作れて万能ですし。これっていいアイデアだと思いませんか?

(取材・文/今中るみこ)

「ぷれじでんと千房 広尾店」
東京都港区南麻布5‐15‐25 広尾六幸館2F/営業時間:平日18:00~22:00L.O.土日祝12:00~14:00L.O.、17:00~22:00L.O./定休日:月

週刊朝日 2018年3月30日号