さらに、コメント欄に〈(訪問は)昭恵さんにしか出来ない事だと思います。総理が自粛するように決めてしまわれるのは本当に残念です〉との擁護論が書き込まれると、「いいね!」ボタンを押して支持を表明。まるで首相の答弁にノーを突き付けたかのようだ。江田議員がこう語る。
「首相夫人には各所から顧問等の肩書、講演や祝辞等々の依頼が数多く来るものですが、相手が一私企業や私人などの場合は宣伝などに利用されるリスクがあります。国民からは『全体の奉仕者』である総理大臣の代理と見られますから、あくまで個別事案によりますが、公的な団体以外は断るべきでしょう。昭恵夫人の場合、総理秘書官ら官邸の夫人担当のさばきが甘すぎたのではないか」
9日には、森友学園との国有地売却交渉について財務省が新たに20件の内部文書を国会に提示した。昭恵氏もSNSを更新する暇があるならば、国会で国民に説明すべきではないか。(本誌・小泉耕平)
※週刊朝日 2018年2月23日号