「面白い番組をやっているというイメージがあれば、無意識にそのチャンネルからリモコンのボタンを押す。かつてはまずフジをつけてみて、そこから他局をチェックする流れになっていた人は多かった。今は、一番強い日テレからつけて、そこから5、6と順番に回して、面白そうなところで止まる。7チャンネルのテレ東も、池の水を抜いたりなど、見逃せない番組をやってますからね」

 つまり、8チャンネルまでたどり着きにくいのだ。負のスパイラルに陥っているかのようなフジテレビ。低迷を脱却する鍵は何か。

「『バイキング』や『めざましテレビ』などが好調で、さらに4月にスタートするニュース番組に元NHKの登坂アナを起用する
予定が、スキャンダルで降板など、いろんな意味で早くも話題です(笑)。『ザ・ノンフィクション』などの評価も高いですから、報道・情報系に力を入れていく方針もあるようです」

 と前出の放送作家。碓井教授もエールを送る。

「ブランドの信頼を回復するのも、一晩でイメージ回復というのはできないので、あせらず地道にいい作品を作っていくこと。そこを真剣に考えませんかと言いたいですね」
(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事

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