同じく今年1月には、サザエさん通りにほど近い、同区の西新(にしじん)地区の五つの商店街が連なる約1.5キロの通りを、通称「サザエさん商店街通り」と命名、これで三つめのサザエさん通りができた。商店街は、町をあげてサザエさんを生かした地域づくりに取り組む。
今秋には、同区と西南学院、商店街、長谷川町子美術館とが連携して、福岡でサザエさんをテーマとしたイベントを開催予定。西南学院と同美術館は福岡時代の町子の足跡を調査する共同プロジェクトもスタートさせるという。
桜新町が「サザエさんが育った町」だとすれば、福岡は「サザエさんが生まれた町」。新たな取り組みが広がる今年、サザエさん通りからますます目が離せない。
昨年70周年を迎えた「サザエさん」。今でも4コマ漫画の傑作に加え、四つの短編を収載した週刊朝日臨時増刊号「サザエさん 2017夏」が発売される。
※週刊朝日 2017年8月4日号