里美ゆりあさん(撮影/多田敏男)
里美ゆりあさん(撮影/多田敏男)
里美ゆりあさん(撮影/多田敏男)
里美ゆりあさん(撮影/多田敏男)

 200本以上の作品に出演した人気AV女優の里美ゆりあ(32)が、初の告白本を出す。テレビ番組でも活躍し、今は東京・六本木のキャバクラで働く。2億4500万円もの所得隠しが発覚したことでも知られる。告白本では、これまでの交友関係やお金の問題にも触れるだけに、どんな秘密が明かされるのか。リアル“黒革の手帖”として注目されそうだ。

【写真】イベントで見せた美里さんの笑顔

「嫌な事もお金をためるためにやってきた。家賃5万円のところにも住んだ。13年かけて貯金は3億円になったが、税金で1億7千万円引かれた」

 7月20日の出版イベントで里美はこう語った。2014年に東京国税局から所得隠しを指摘された。当局への反論として、男性4人からそれぞれ5千万円、計2億円を慰謝料として受け取ったと主張したという。

「税理士さんから『慰謝料だと税金がかからない』と言われて、そう主張することになった。自分は税金のことが全然わからないまま、ためていた。ちゃんと勉強して、きちんと申告しないといけませんね」

 脱税だと指摘されたときには死のうかとも思ったそうだが、いまは、「もうためるより、スパンと使おうと思っている」と考え方が変わったという。

 2008年にAV女優としてデビューし、風俗業界でも働いた。数百人と“援助交際”した経験もあるという。

「つき合った人には、暴力を振るう人もいた。警察は動いてくれないので、結局、黙って逃げるのが一番いい方法だった。いままで生きてきていろんなことがあり、自分でも面白いなと思う。女性に読んでもらって、『私も頑張らないといけないな』と思ってもらえればうれしい」

 タイトルは「女はそれを我慢できない!! マネー&セックス」(モッツ・コーポレーション&展望社)。8月下旬に発売予定で、詳しい内容はまだ明かされていない。

目次には、
<寂しさを男で紛らわせていた十代>
<2ちゃんねるで「人間のクズ」と叩かれる>
<忘れられないセックス>
<AV強要問題に対する私の考え>
<女を売るという仕事>
 など様々なテーマが並ぶ。

 波瀾万丈な半生を赤裸々に語るという告白本。“黒革の手帖”には、果たしてどんな人物が登場するのだろうか。
(本誌・多田敏男)

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