ロココ調のシャンデリアと欧州の石畳を模した絨毯(じゅうたん)が敷き詰められた豪華な披露宴会場で、幸福の黄色いハンカチならぬ、黄色いワンピースに身を包んだのは、秋篠宮家の長女、眞子さまだ。
5月28日。眞子さまは、東京都千代田区のホテルニューオータニで執り行われた国際基督教大学(ICU)時代の同級生の結婚式にお忍びで出席した。
「婚約報道」で眞子さまへの注目が集まったためなのか、お忍び計画は、ごく一部の護衛官にしか知らされず、極秘のうちに遂行された。
「眞子さまは、正面玄関を避けて隣のビルから裏ルートを使って移動しました。窓に広がる日本庭園がウリの披露宴会場ですが、マスコミを警戒したのでしょう。窓はカーテンで覆われたままでした」(皇室記者)
結婚式の新郎が同ホテルの関係者だというから、セキュリティーは万全だったわけだ。眞子さまと小室圭さんのご婚約内定に伴う共同会見はこの夏に予定され、結婚式も1年後と見られている。眞子さまも友人の花嫁姿に自身を重ねたのだろうか。
プリンセスの花嫁ドレスで思い起こされるのは、天皇、皇后両陛下の長女、黒田清子さんが神前結婚式で着用した純白のドレス。
「清子さんが憧れていた『ルパン三世 カリオストロの城』でヒロインのクラリスが着用したドレスにデザインがよく似ていました。さらに、清子さんが中学時代に描いたルパン三世と純白ドレスを着たクラリスの絵がテレビなどで紹介され、『サーヤのクラリスドレス』は話題を集めたものです」(学習院関係者)
眞子さまもすでにドレスの構想を練っているのだろうか。とはいえ皇室公務の貴重な「戦力」である眞子さまは、余韻に浸る暇もない。その3日後には、公式訪問先のブータンへ慌ただしく旅立ったのだった。
※週刊朝日 2017年6月16日号