![平手友梨奈(ひらて ゆりな)/2001年、愛知県生まれ。乃木坂46に続く“坂道シリーズ”第2弾として15年8月に結成された「欅坂46」のメンバーとして、2万2509人の中から選ばれた一人。16年4月6日、1stシングル「サイレントマジョリティー」でCDデビュー。同シングルは、初週売り上げ26万2000枚でオリコン1位を獲得し、女性アーティストのデビューシングル初週売り上げ歴代1位となった。4thシングル「不協和音」が4月5日に発売され、6日に東京・代々木第一体育館で1周年記念ライブを行ったCOVER STAFF(撮影/馬場道浩、スタイリング/川上舞乃、ヘア&メイク/平松浩幸[MAXSTAR])](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/a/2/414mw/img_a2787ee765f652bfeb8ebd19c885b42940108.jpg)
![平手友梨奈(撮影/馬場道浩、スタイリング/川上舞乃、ヘア&メイク/平松浩幸[MAXSTAR])](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/b/2/428mw/img_b2a7c5c9985668c27c2a98b41d4d984a44495.jpg)
2016年の欅坂46デビュー以来、4枚のシングルすべてのセンターをつとめてきた平手友梨奈さん。15歳で最年少メンバーでもある平手さんにかかる、センターとしての重圧は?
「あまり考えないようにしています」
最新シングルのタイトルは、「不協和音」。重いビートと、サビ直前のセリフ「僕は嫌だ」が印象的なダンスナンバーだが、
「間奏のアコギも印象的でカッコいいんです。今回のダンスが激しすぎて、ミュージックビデオ撮影の時には、新しい制服が何度も破れてしまいました」
パフォーマンス中、時には鬼気迫る表情すら見せることもある。「週刊朝日」2017年4月21日号の表紙やグラビアの撮影中も、新曲の制服では力強い眼差しで挑む。しかし、撮影の合間、かたわらにあった、自分が掲載されている雑誌を開き、「あー、懐かしい!」「このころ髪長かったね」とはしゃいだり、淡い花柄のワンピース姿で吹くシャボン玉の出来栄えに一喜一憂したり、15歳の「普通の」女の子らしい表情も。「自覚はないです」と言うが、瞬間的に「欅坂46の平手友梨奈」というスイッチが入るよう。
「クール・カッコイイ」「キュート・カワイイ」、言われてうれしいのはどっちか聞いてみた。
「えー、どっちもうれしくないです(笑)。本当にそう思って言ってもらえることはほとんどない気がして。だけど、ちゃんと心で感じて言ってもらえるんだったら、どっちもうれしいです」
欅坂46は、デビュー1周年を迎えた。「週刊朝日」の表紙でも指で「1」を示してくれた。この1年で変化を感じたことは、「声」だという。
「声変わりしたみたいに低くなりました(笑)。ボイトレをして高い歌声が出せるようになって、それを普段出さないように、自然と低い声になっているのかもしれません」
休日は、一人で出かけることはあまりないという。
「メンバーとショッピングに行ったりするのは楽しいですね。だけど渋谷や原宿は、撮影などお仕事でしか行ったことないんです」
高速で駆け抜けた1年。
「メンバー21人みんなでがんばっていきたいなと思います。もちろん自分のパフォーマンスも落とさずに」
2年目の決意を語るその目に、新たなスイッチが入った気がした。
※週刊朝日 2017年4月21日号

