「どちらかが大人になって賢くならないと、結婚生活は続かない。“なんで○○してくれないの?”という考えは子ども。誰かにぶら下がるんじゃなくて、自分でできるように心をしっかり持つことが大事では」

 こうした相談の積み重ねが、自らの蓄えになり、世の動きを知ることにもつながるという。

「だから頂いた話は自分のものだけにせず、つぶやきという形で還元するように心がけています」

 高齢者問題をはじめ、日々のニュースに対する意見も積極的にツイートする。「発言しづらい空気が蔓延している今の世の中ですが、高齢者の私がバンバンつぶやくことで、“意見を言ってもいいんだ”と感じてもらえたら」

 ネットに付き物の、ネトウヨなど絡みがしつこく炎上させたがる人に対しては、「迷わずブロック」と対処法も徹底している。

「あいさつされたら返すし、悪口ばかり言っている人には近づかない。メッセージにはすべて返信するし、相手の思想信条に踏み込むような話題は、見ず知らずの人がいる場では控える」

 と、ツイッターも実社会のルールで行うのがミゾイさんのポリシーだ。

 昨年夫を亡くし、現在は一人暮らし。長年の介護生活から解かれ、今は1日5~6時間はツイッターに費やし、SNS生活を満喫中だ。

「一日の大半を自宅で過ごしますが、ツイッターを通じて日本中、いや世界中の人々とつながることができる。ツイッターは、私の元気のもとです」

週刊朝日 2016年10月7日号

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