
ドラマに映画、CMなど、引っ張りだこの活躍を見せるモデルで女優の山本美月(25)。10月8日には、主演を務めた累計100万部を超す湊かなえ原作の映画「少女」の公開を控える。彼女が明かした意外な素顔とは?
大きな瞳がまるでウサギのような、愛らしいお顔。パステル色やふわふわした可愛いものがいかにも似合いそうだが、実際は……。
「ガーリーとかキャピキャピというのはパブリックイメージ。モデルや女優として作品を作るのは好きですが、キラキラしたショーで歩くのはいまだに慣れません(笑)」
主演した映画「少女」は、女子高生の死生観を描いた衝撃作。いじめに遭い、人の悪意に触れると過呼吸を起こす難しい役を演じた。
「明るく元気なキャラより、こっちのほうが自分に近いのでしっくりきました。私自身、ダークでどろっとした作品が好きですし、脆(もろ)さや迷いなど人間味のあるお芝居を求められるのが嬉しかったです」
自らを冷静に、客観的に分析。実は、明治大学農学部生命科学科を卒業した生粋の“リケジョ”だ。
「文章を読み解くより、誰も知らないことを探すほうが好き。生命に関わる分野に興味があり、人工授精の実験などもしていました」
話すほどに違った一面が見え、魅力的でした。
※週刊朝日 2016年9月23日号