元気なころの川島なお美さん (c)朝日新聞社
元気なころの川島なお美さん (c)朝日新聞社
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「半年がめどだよ、と言われていましたが、なかなか立ち直れないものですね」

 胆管がんで昨年9月に亡くなった女優の川島なお美さん(享年54)。夫のパティシエ、鎧塚俊彦さん(50)は、本誌の取材にそう語った。鎧塚さんは秋の新作スイーツの素材集めで、瀬戸内海の小豆島にいた。

「女優として最後まで生き抜いた女房を華々しく天国へ送り出すため奔走したのも、昨日のことのようです。一段落して、悲しみと寂しさが押し寄せてきた日々は、今も続いています」

 旅立ってちょうど半年たった日はワイン仲間がなお美さんをしのぶ会を開いてくれた。なお美さんのソムリエ姿の写真とともに久々におしゃれをして出かけた。がんで控えていたが、最後に好きなワインを飲ませてあげてもよかったかもしれない、と悔いも残る。

 なお美さんと暮らした家は引き払い、今は一人。忙しくても、ヘルシーでおいしい食事を作ってくれた妻に感謝するばかりだという。仕事漬けの毎日で気持ちを紛らわせている。

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