なんともほっとけなくなる名前である。
千葉県八街市の八街駅南口商店街振興組合のキャラクター、「ぼっちくん」。
主に若者言葉で、友達のいない状態のことを“ぼっち”という。その名前から、どうしてもこの“ぼっち”を連想してしまう。イベント等で全国のゆるキャラたちが交流を深めたりしている中、ぼっちくんは“ぼっち”になっていないだろうか。そんなことを想像し、勝手に心配になってきた。
「八街市のイメージキャラクター“ピーちゃんナッちゃん”のふたりとは、とても仲がいいっち~!」
ぼっちくん、ちゃんと仲良しがいた。よかった。
“ぼっち”とは、生産量日本一をほこる八街市名産の落花生を、収穫後カラカラに乾燥させるために野積みにしたもののこと。ぼっちくんは、その「ぼっち」から生まれてきたキャラクター。とりあえず、ひとりぼっちの“ぼっち”ではないのである。
「最初から『ひとりぼっち』と言われるのは覚悟してたっち~!」
と、ぼっちくん。