NHK大河ドラマ「麒麟がくる」での代役起用で注目された川口春奈。もうひとつ、注目されていることがある。恋愛だ。
昨年の12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催された『BELLATOR JAPAN』に来場。交際中の総合格闘家・矢地祐介を応援するためだ。
タイトな撮影の合間を縫って駆けつけた甲斐あってか、矢地はいきなりパンチで相手を出血させ、キックでKO勝ち。川口は涙を流して喜び、その様子が会場に映し出された。
かと思えば、年明け早々、ユーチューバーでもある総合格闘家・朝倉未来との「お泊まり愛」を激写された人がいる。8頭身、Gカップ 、ウエスト59というスタイルで「リアル峰不二子」とも呼ばれる、グラドルで女優の小倉優香だ。一方の朝倉は、「伝説の不良」という異名を持つほどの札付きの不良少年だった。まさに「美女と野獣」カップルである。
また、昨年には声優で女優の三森すずこがプロレスラーのオカダ・カズチカと結婚。一昨年、交際宣言をした際には、双方のファンから悲鳴があがった。それぞれ、アイドル的人気を誇っていたからだ。
さらに、歴史をさかのぼれば、小池栄子と坂田亘が07年に結婚。94年には、向井亜紀と高田延彦が結婚した。古いところでは、倍賞美津子とアントニオ猪木が15年間、夫婦生活を営んだ。結婚には発展しなかったが、K‐1で活躍して白血病で急逝したアンディ・フグと藤原紀香が親しくしていたのも有名な話だ。
というように、女優と格闘家の組み合わせはちょくちょく見られるが、ここ数年、さらに増えてきた印象がある。その理由は、どこにあるのだろうか。
■格闘技業界が女性への敷居を下げた
まず言えるのは、女性にとって格闘技が以前より身近になったことだ。K‐1ブームが起きた頃から、各団体が女性ファンの獲得に力を入れ始め、イケメンレスラーの育成やおしゃれな演出など、女性向けにシフトしてきた。
たとえば、猪木が立ち上げ、オカダらが所属する新日本プロレスは8年前に「ブシロード」の傘下に入った。カードゲームの他「ラブライブ!」や「けものフレンズ」などのゲームも手がける会社だ。じつは、三森の所属事務所もその傘下で、アニメ「タイガーマスクW」のヒロインを務めたりもした。オカダとはイベントでの共演で知り合ったようだ。