――その理由を教えてください。

優が親権について同意してくれたのは確かですが、たまに「親権はあげない」と翻意することもありました。ときには「私を神様のように扱わないと親権はあげない」と言われることもありました。おだてたり、言うことを聞いたりもしましたが、いつ「親権は譲らない」と言われるのかと考えると、それが怖かったし、なにより大切な娘の親権を交渉の材料みたいに扱われることに怒りを覚えました。そうした事情から、すぐに提出したほうがいいと考えたんです。

――司法統計(平成28年度)によると、離婚調停や審判で離婚した夫婦で母親が親権を持つケースは9割に達しています。また父親側が親権を持つ場合でも、子どもを育てる監護者としての立場は母親であるケースが多いようです。監護者としての立場を譲りたくない理由を教えてください。

優の酒癖の悪さ、お酒との関わり方を知っているからです。その悪癖を考えると、どうしても娘を渡すことができません。

――そうしたお酒にまつわるトラブルは頻繁に起きていたのですか?

もちろん、365日毎日飲み歩いていたわけではありません。週2、3日のときもあれば、5日連続の週もあったりという感じです。今年の4月には3歳の娘を連れて夜遅くに飲みに出かけていたことを共通の知人から教えてもらって、すぐに「自宅に戻って」とお願いしました。すると優はいったん自宅に戻った後、娘を残してまた飲みに出かけたんです。そのほかにも深夜にお酒に酔った状態で帰宅して、寝ていた僕や娘が起きてしまうことも頻繁にありました。何度も「頼むからやめて」と伝えましたが改善しませんでした。そうした状況で娘を優に預けることは絶対にできません。

――2017年に才賀さんが、美人モデル宅に宿泊したことが写真週刊誌によって報じられました。そのスキャンダルがあびるさんの悪癖を強めてしまった可能性はありますか?

優の悪癖は写真週刊誌の報道の前から、もっとさかのぼれば娘の出産前から続いています。でも傷つけてしまったことは確かです。それについては謝りたいと思っています。

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