ただ妻よ。宇宙で一番愛する妻よ。この期に及んでドサクサに紛れて惚気てみたが、とにかく妻よ。俺は思うのだ。万人が良い感想を持つなんてことを、もともと君の旦那は目指してはいない。いや、目指すのは尊いことだと思うし、そうなれば本当に素晴らしいことだとも思う。が、誰かが「面白い」と思う表現は、誰かが「つまらない」と思う表現かもしれない。後者の方々にはごめんなさいと思いつつ、でもそれを恐れていてはいけないと思うのだ。
若干、開き直ってる印象を受けるかもしれないが、そして実際少し開き直ってるが、「万人が評価する」ことも安易に諦めてはいけないかもしれないが、「一部が絶賛する」ことにも価値があると思うのだ。
まあ、なんか話が少し飛躍した気はするが、それはまあ、当コラムのいつものことだ。そしてなんといっても、酔っ払った勢いではあるが、その内容に、嘘は微塵もない。だって本当に君は、僕のすべてなんだから。さあ、皆さん、ご唱和を。ギャアアアアアアアアアアアアアア。(文/佐藤二朗)