デビューして間もない、傍若無人だった頃の品川と、「人志松本のすべらない話」(フジテレビ)などでブチギレエピソードが光る木村の2人によるいざこざは考えただけでも身震いするが、そんな2人を止められるのは今田だけだったのかもしれない。一方で、後輩思いで有名な今田に関しては、関係者からはこんな話も。
「ナイナイの矢部さんと今田さんが一緒にいたときに『後輩を呼ぼう』ということになり、矢部さんがある後輩に電話したそうです。ところがその後輩は『このあとバイトがあるので』と断ろうとした。矢部さんは、先輩である今田さんの手前もあって『先輩に呼ばれてるのに断るやつがあるか。バイト休んですぐに来い』という趣旨のことを言ったそう。それを見ていた今田さんが、『後輩はバイトせな生活できんねん。これで後輩がバイトクビになったらどうする? お前、後輩の今後のバイト代払えるのか?』と、たしなめたとか。これは結構芸人界隈では有名な話です」(民放バラエティ製作スタッフ)
■後輩芸人の「引き上げ」に奔走する東野幸治
一方、今田とともに「Wコウジ」としても認知されているダウンタウンの後輩芸人・東野幸治(52)も、問題を起こした後輩たちの手助けに奔走したり、仲裁を買って出ることで業界内では有名だという。
「東野さんは、そんなに多くの後輩芸人と遊んでいないようです。だから今田さんのようなエピソードはないかもしれません。ただ、僕はいつもすごく丁寧に対応してもらいました。挨拶も必ず返してくれます。これまでもやらかしてしまった芸人さんをなんとか持ち上げようとラジオで話したり、『アメトーーク!』で後輩芸人を売り出すための企画にMCとしてたびたび登場していますよね。『どうした!? 品川』『スゴイんだぞ! 西野さん』『帰ろか……千鳥』などは今では伝説になっています。その企画に出た後、千鳥はまさに飛ぶ鳥落とす勢いで売れていきました。それ以外でも、芸人仲間があんまりいないというダイノジ大谷さんがやっていたラジオ番組にもゲスト出演し、その後もなにかとネタにしています」(前出の放送作家)