動画を残す危険性は、こだまさんが予想している通りです。将来、二人の仲がこじれて、リベンジ・ポルノとして使われるという危険性だけではなく、彼のスマホやパソコンに残る動画が、予想もつかないソフトやきっかけによって、どんな形で流出するかは、誰にも分からないのです。
大きな声で言えない性癖を持っていることは、悪いことでも珍しいことでもありません。
ただ、それが社会的に問題だったり、愛する人が嫌がったりする場合は、なんらかの代償行動によって、その欲求を解消するのが人間の知恵です。
例えば、他人の家のお風呂を覗きたいという強烈な性癖があって、そのまま実行したら犯罪者になる場合、盗撮ドキュメントと銘打たれたアダルトビデオを見るとか、覗きがテーマのアダルトコミックを読むという行動で、自分の性癖となんとか折り合いをつけて生きていくのです。
こだまさんの彼は、今までの彼女のように、こだまさんも自分の性癖をやがては受け入れてくれると思っているから、要求を言い続けているのだと思います。
どうしても、動画を撮りたいのなら、別れるとはっきり言うべきでしょう。
私のことを大切に思っているのなら、二人の動画を撮る代わりの代償行動を考え、それで折り合いをつけて欲しいと言って下さい。
その時の彼の反応によって、こだまさんのことをどれぐらい愛してくれているのか、こだまさんの立場にどれぐらい立ってくれるのかが分かると思います。
彼の態度や言葉に傷つくかもしれません。でも、だらだらと長く苦しむよりも、ちゃんと結論を出すことは、はるかに前向きなことだと思います。
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