会見に挑むZOZOの新社長・澤田宏太郎氏(左)と前澤友作氏(撮影/今村拓馬)
会見に挑むZOZOの新社長・澤田宏太郎氏(左)と前澤友作氏(撮影/今村拓馬)
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 ZOZOの前澤友作社長(43)が12日、社長を退任した。ZOZOはソフトバンク傘下のヤフーの子会社となる。前澤氏の後任には、澤田宏太郎取締役(48)が就任した。

 電撃退任について前澤氏は12日夕に東京都内で記者会見を開催。前澤氏の発言全文を紹介する。

*  *  *

前澤:みなさま、こんにちは。株式会社ZOZOの前社長となりました前澤でございます。今日は急な発表にもかかわらず、これだけたくさんのメディアのみなさまにお集まりいただきまして、大変感謝しております。ありがとうございます。

 そして、今日午前8時45分ですか。ヤフー社、そしてZOZO社による資本業務提携契約の締結ということで、適時開示をさせていただく運びとなりました。この日を迎えられたことをですね、大変うれしく思うと同時に、これからヤフー社ならびにZOZO社の成長、発展を心から願っている次第です。

 すでにご承知の通り、同時にこんな発表もさせていただきました。私自身のZOZO社からの退任です。代表取締役、および取締役からの辞任を、私の意向をもとにヤフー社ならびにZOZO社の承諾を得て、本日をもって辞任させていただくという運びになりました。また同時に、新社長であります、今まで取締役でございました澤田を、ZOZO社の取締役会にて澤田が選任され、はれて今日から澤田新社長、ZOZO社の新経営陣となっていくわけですけれども。私の話は第2部でまた詳しくお話させていただくとしまして、まずはここで澤田新社長の紹介を簡単にさせていただければと思います。

 みなさんから、壇上に向かって右におりますのが、澤田ZOZO新社長です。歳にして、今年で49になります。横浜生まれ、横浜育ち。ハマっ子です。血液型はA型。見ていただければわかるとおり、生真面目、ストイック、几帳面。そういったところが表情からも出ているのではないでしょうか。

 この澤田という男ですけれども、入社でいうと11年ぐらい経ちましたか。11年一緒にやってまいりました。何をやっていたかというと、ZOZOタウンのずっと事業責任者を務めてまいりました。特にビジネスサイドですね。マーケティングですとか、データの管理ですとか。顧客とのリレーションですとか。そういったブランドさんとの窓口以外の部分については、ほぼほぼ全容を深いところまで把握しております。

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澤田新社長はどんな人?