モンスター・クロちゃんの勢いはどこまで続くのか?(c)朝日新聞社
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【写真】ブレイクの恩人、ダウンタウン

■仕送りネタは「しくじり」復活のための大ネタだった!?

 4月の番組改編期を迎えさまざまな番組が始まったが、「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)がこのタイミングで1年半ぶりに復活。記念すべき復活第1弾のゲストは、クズ芸人として大ブレイク中のクロちゃん(42)だった。

 同番組でクロちゃんは「甘い汁だけを吸って楽して生きていきたい甘汁モンスター」として登場。20歳から現在まで母親から仕送りをもらい続けていることを告白し、その総額はなんと6000万円にものぼることが判明した。生徒役の出演者たちが驚きの声をあげるなか、クロちゃんは「子供に手がかからなくなるとコロッと亡くなったり病気になる親が多い。手がかかるおかげで今も健在」と主張。つまり、仕送りをもらい続けているのは「親孝行のため」と言ってのけたのだ。当然、この発言はSNSでも大いに話題となった。

 数多くの番組を手がけるバラエティ番組の放送作家はクロちゃんのクズ芸人ぶりをこのように解説する。

「母親からの仕送りネタは今まで本人も語っておらず、この記念すべき復活第1弾の『しくじり先生』が初出しだったと聞いてます。しかし、相当クズすぎるエピソードですよね。芸人として長らく活躍し、昨今ではクズ芸人として大ブレイク中で収入も相当あるはずなのに、いまだに安アパートに住み続け親から仕送りをもらっているなんてどうかしてるとしか思えません。本人はガチで『親孝行』だと思っているそうで、周囲からの驚きの声があがったことにも心底ビックリしたそうです」

 番組内ではほかにも、「とにかく働きたくない」「できるだけ楽して生きたい」ことをモットーとし、最も甘汁がすすれそうな芸能界に飛び込んだというエピソードも紹介された。続けて、「周りが勝手にいじってくれるから、何もしてなくても勝手にお金が振り込まれる」という甘汁モンスターならではの持論を展開し、周囲を呆れさせた。

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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