パチンコ店のような赤と黄色のド派手なネオンで知られる「スーパー玉出」創業者、前田託次容疑者(74)が、大阪府警に組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕された事件が地元で波紋を呼んでいる。
前田容疑者は今年6月にスーパー玉出の経営権を鶏卵大手の関連会社に45億円で売却したが、店名やド派手な店舗はそのままだ。
今は関係ないとはいえ、かつてテレビのバラエティ番組に出演し、「日本一の安売り王」と自称していた前田容疑者は自社CMでも歌やダンスを披露して長く出演していただけにイメージが強烈過ぎた。
前田社長時代からスーパー玉出で働いていた従業員はこう嘆く。
「えらい迷惑ですわ。前田容疑者が逮捕、それもヤクザが関係していたと報道があり、本社にはすごい電話があったそうです。店に来るお客様からも『うちらが買い物した儲けがヤクザにいってたんか』とか、えらい言われます。うちが悪くないのですが、その度、すいませんと頭を下げるしかありませんねん」
スーパー玉出では、あまりの問い合わせの多さからか店頭に『旧スーパー玉出 前田託次社長に関する報道につきまして、当社とは一切関係がありません』と貼り紙を掲示している。