ウエアラブル端末「Misfit」。文字盤部分が取り外せる構造になっている
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ウエアラブル端末「Misfit」。文字盤部分が取り外せる構造になっている
ネックレスとしても使える「Misfit」
ネックレスとしても使える「Misfit」

 Apple Watchが発売されて2カ月あまり。腕時計型のウエアラブル端末(スマートウオッチ)も市民権を得てきた感がある。実際、市場調査会社の「ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン」の調べによると、2015年4月のウエアラブル端末の数量前年同月比は約2.1倍になった。ウエアラブル端末の中でスマートウオッチが占める割合も、3月には14%だったものが、4月には33%に倍増したという。

 ここで、「あれ?Apple Watchが出る前に、スマートウオッチってあったの?」と疑問を持つ向きもいるかもしれない。それがあるのだ。しかも、Apple Watchよりもはるかに“オシャレ”なスマートウオッチが存在する(Apple Watchがオシャレではないということではない)。

 その名は「Misfit」。コイン型のウエアラブル端末であり、アタッチメントを使って腕時計型として使用できるほか、ネックレスのようにも使えるのだ。バリエーションも豊富だ。スワロフスキーのクリスタルストーンでデコレーションされた、高級感たっぷりの機種もある。Apple Watchの四角くて、少しぶ厚いデザインに抵抗がある人にはもってこいかもしれない。

 デザイン性の高さだけではない。完全防水で50mの水深に対応しており、スイミングの時に限らず、ダイビングを楽しむときでも問題なく身に着けていけるのだ。また、元がコイン型であるため、シチュエーションに合わせて、腕時計型・ペンダント型と身に付ける方法を変えることも可能だ。コイン型のまま、ポケットに忍ばせておいても構わない。オシャレで使うシーンを選ばないという点がうれしい。

 「Misfit」が発売されたのは2013年8月だ。当時、他にもウエアラブル端末は発売されていたが、そのなかでデザイン性の高さが際立っていた。基本的な機能は、健康管理である。万歩計機能や消費カロリーや移動距離、睡眠の記録、目標活動量の設定など、いわゆる日常の健康管理に必要な機能は一通りそろっている。発売以来、その機能は拡張されており、SNS機能や目覚まし機能なども追加された。また、iPhoneと連携ができ、その上に置くだけでデータリンクができるというから面白い。

 Misfitは「打倒Apple Watch」の有力な対抗馬になるかも!?

(ライター・里田実彦)