◇小沢さん(仮名)


東京都・中学2年男子の母

[6年次の世帯年収] 約5000万円
[6年間の教育費] 約1000万円

「一般的な小学校受験対策はしておらず、年長児の1年間でかかった教育費は30万円程度だったと思います。入学時の指定学用品代は予想より安く済みました。指定のランドセルが市販の半額程度だったからです。入学後にできた自由参加カリキュラムのオーストラリア短期留学で約80万円かかり、これは想定外の出費でした」

◇大滝さん(仮名)
東京都・中学2年女子の母

[6年次の世帯年収] 未回答
[6年間の教育費] 約900万円

「幼児塾には通わず、祖父母にも援助はしてもらいませんでした。夏休みや冬休みが長いので、休暇の間の学童費や、サマースクールやスキー合宿といった課外活動の費用は思っていた以上でした。自宅から徒歩で通える距離でしたので、交通費はかかりませんでした」

◇松本さん(仮名)
東京都・中学1年男子の母

[6年次の世帯年収] 約2500万円
[6年間の教育費] 約700万円

「公立小学校に通うより学費はかかりますが、学習環境や人的環境が整ったなかで教育を受けられることへの充足感、安心感があります。中学受験のための塾通いの出費もありました。平日のコース料は年間50万円程でしたが、合宿に参加したり、6年生になると土日に志望校別コースを受講したりと、年間でプラス50万円以上はかかりました。内容はとても充実していたので、満足しております」

(構成/池田敏明)

※『AERA English特別号「英語に強くなる小学校選び2022」』から抜粋

【AERA English特別号】英語に強くなる小学校選び 2022 (AERAムック)

朝日新聞出版

【AERA English特別号】英語に強くなる小学校選び 2022 (AERAムック)
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池田敏明
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