合格すればさまざまなメリットに恵まれる実用英語技能検定(英検)。5級なら、しっかり準備することで就学前の子どもでも合格が可能です。わが子を10歳で英検2級に合格させた翻訳家の鹿田昌美さんに、自宅でできる英検攻略法を聞きました。『AERA English特別号「英語に強くなる小学校選び2024」』(朝日新聞出版刊)から抜粋して紹介します。 

MENU 大事なのはインプット 英文を書けなくてもOK 受検の無理強いはせず子どものやる気に任せる

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 英検は5級から1級まで7段階の級に分かれている。このうち5級と4級はすべての問題がマークシート形式になるため、英文を読んで理解し、英語の音源を聞いて意味を理解することができれば、英単語や英作文が書けない状態でも受検しやすい。

 自宅で英語学習を行う「おうち英語」を推奨する翻訳家の鹿田昌美さんはこう話す。

「お子さんが親から離れて50分以上、机に座り続けることができて、鉛筆と消しゴムを上手に使えれば、何歳からでも受検できます」

大事なのはインプット 英文を書けなくてもOK

 わが子を10歳で英検2級に合格させた鹿田さんは、「英検に挑戦する際は先に英語の音をたくさんインプットしておくことが重要です」と提言する。スポーツや動物、物語や映画など、子どもが好きなもの、興味のあるものに関連する動画や音声のコンテンツを親が見つけ、子どもに親しませておくのがいいだろう。

「聞く」「読む」「書く」「話す」という4技能のなかで、すべての土台になっているのはリスニングだという。「聞く」の上に「読む」「書く」「話す」の三つのブロックがのることで英語力が形成されると考えればイメージしやすい。だからこそ英語の音のインプットが大切なのだそうだ。

「おうちでリスニングをやることによって、文法や英語のリズム、イントネーションなどに慣れた状態になっていきます。リスニング力がつくにつれ、聞こえた順番に理解できる能力が身についていき、英語を英語のまま理解できている状態になります。そこから英検の準備を進めましょう」

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池田敏明
池田敏明

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