たとえば、よしおはよく鍵をなくしてしまうことがあるんだけど、なんでなくすのかって考えたら、鍵をその時々によっていろんな場所に置いていたからなんだ。だから、鍵の置き場所を作って、鍵をなくすことを防止するようにしたよ。新幹線のチケットもよくなくしちゃってたんだけど、スマホケースをカードが入るケースに替えてそこに入れるようにしたらなくすことがなくなった。
他にも、いつもよしおがはいている海パン。忘れたら一大事。だけどたまに忘れちゃうことがある……。そのときのために、マネージャーさんに常に一つ予備の海パンを持っていてもらうようにしたんだ。そうしたら、忘れても大丈夫になったよ! もちろん忘れないほうがいいんだけどね(苦笑)
よしおが学生時代のテストのときによくやっていたのが指さし確認。問題文を読むときも、答えを書き写すときも、指で追いながら確認していたよ。そうすることで問題文を集中して読むことができるし、書き写すときも注意深く確認できるよ。
問題を解き終わったあとに「僕はケアレスミスをしているに違いない」って思いながら読み返すのもいいと思う。「これはもうバッチリだ」って思って読み返すと油断しちゃうけど、「間違えてるはずだ」って思いながら読み返すと、気持ちが引き締まるよね。
ミスは誰でもしちゃうし、ミスすること自体が悪いことじゃない。さっきも言ったけど、大人になってもたぶんみんなそう。むしろミスしない人のほうが少数派だと思うんだ。だから、ケアレスミスすること自体は気にしなくていい。それよりも、「僕はミスする人間なんだ」ということを認めて、できる対策を考えよう。
■根拠のない自信でもいいから気持ちを上げよう!
いま小学5年生ということは、中学受験は来年だね。塾でのクラスが下がると、合格の可能性も下がってしまったように感じて、気持ちが下がってしまうのかもしれないね。よしおは中学受験を経験したことがないんだけど、大学受験のときの模試はずーーっとE判定(一番受かる確率が低いという結果だよ)だった。でもなぜか「俺は絶対に受かる!」っていう謎の自信だけはあったんだよね。
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