まずは知識を増やさないと。恐竜や化石についての本をたくさん読むこと、そして生物学と動物学全体の本も読んで、幅広い基礎知識を得ることが大切です。それには博物館や図書館で利用できる資料を読むと良いですね。
それと同時に、博物館や恐竜関連のイベントに参加して、恐竜の化石や研究方法について学びましょう。福井県立恐竜博物館では、化石研究体験が行われていますね。
それから自然の中で岩や土壌を観察することで、地層や化石の存在を探す感覚を養うことができます。化石というものは決まった地層から出るものですから、化石が含まれない地層がたくさんありますから、地層のことも勉強すると良いです。
また、本を読みながら考え方を学ぶことも大切です。それから目標に向けての計画をもつことです。大学で古生物学を学ぶことを目指し、将来の研究者や発掘者になるための道筋を考えておくのですね。大学では古生物学や関連分野で学ぶことが重要です。国内外の大学で研究者がどのような研究をしているか調べて、論文を読んだりします。自分の理想に近い研究室に入ることを目指すのです。大学時代やその後は化石発掘や研究プロジェクトに参加することで、実践的な経験を積むことが重要です。
これらの活動を通じて、恐竜の発掘者や研究者としての道を歩み始めることができます。
※1月に実施した「AERA with Kidsフェスタ2025」で当日お答えできなかった質問を集めました。
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